こんにちは!ぽるぽといいます。
読書の秋になったし本を読みたい気持ちはあるんだけど、何の本を読んでいいかわからない〜!と思うことはありませんか?
今回はぜひ読んでほしい一冊を紹介していきたいと思います!
こんな方におすすめです!
それではさっそくいってみましょう〜!
おすすめの本③祈りの幕が下りる時
祈りの幕が下りる時
著者 東野圭吾
ざっくりとあらすじの説明
身寄りのない謎の女性が現れる
スナック経営をしている”宮本康代”のもとに友人から女性を一人雇ってほしいと電話がかかってきます。
その女性は美人で”田島百合子”と名乗り身寄りがありませんでした。
一緒に働いていくうちに夫と離婚し男の子の子供を残して家を出てきたことがわかりました。
突然の病死
田島百合子が亡くなり、宮本康代はどうにか家族と連絡を取りたいと考えます。
そして田島百合子と交際していた”ワタベ”が一人息子の居場所を見つけます。
しかしワタベはお葬式にも顔を出さず、そのまま行方をくらましてしまいます。
そして田島百合子の息子の名前が”加賀恭一郎”という刑事でこの物語の主人公になります。
それから十年以上の月日がたち、ある事件が起きる
都内のアパートで”押谷道子”という女性が殺されて発見されます。
その部屋の所有者は”越川睦夫”という男で行方がわからなくなっています。
また同じ時期アパートに近い場所でホームレスの死体が見つかっていて死因が二人とも窒息死でした。
殺人事件の捜査
アパートの事件を”松宮”という刑事が捜査をしていくと押谷道子が殺害された前日に幼なじみの”角倉博美”に会いに行っていたことがわかります。
角倉博美は幼い頃に両親が離婚をしていて母親は男遊びや借金をつくって家を出ていってしまい、父は飛び降り自殺をして亡くなっています。
それがある日押谷道子の営業先である老人ホームで角倉博美の母親とバッタリ会うことになります。
その事を伝えるために押谷道子は角倉博美に会いに行っていました。
ある日松宮は死体があった越川の部屋から押収した荷物の中に、月ごとに橋の名前が書いてあるカレンダーを見つけます。
すべて日本橋にある橋だが事件には関与していないだろうというのが大方の意見でした。
過去の事件とつながっていく
加賀と松宮はいとこで事件について相談したりしていました。
ふと越川の部屋にあったカレンダーの話をすると『その話、詳しく聞かせろ』と加賀は必死な表情で松宮に詰め寄ります。
実は加賀の母の遺品の中にも、越川の部屋にあったものと同じく月ごとに橋の名前が書いてあるカレンダーがあったのです。
加賀は松宮に頼み込み一緒に事件の捜査をすることになります。
ここがすごい!注目ポイント
切なすぎてとにかく泣ける
過去と現在の事件が関係してくんですが『ええー!こうやってつながるんだ!』と意表をつかれます。
真実を知ったとき切なすぎて涙が止まりませんでした。
ストーリーをぜひ読んでその切なさを感じてほしいです。
ただただ悲しい気持ちになりますが思いっきり泣くとスッキリします。
ストーリーの完成度の高さ
東野圭吾さんの作品を何冊か読んでますが『なんでこんなストーリー考えられるんですか!?』と毎回思います。
事件の構成や人々の背景が思いついて本当にすごいなと思います。
この本はとくにそれを強く感じましたね〜。
そして読書初心者でも読みやすいです。
理由はわからないんですが東野圭吾さんの作品は読み始めると冒頭から惹きつけられます。
とにかく素晴らしい内容
色々な事件を解決していく加賀シリーズは全部で10作品あって今回紹介したこの本が最終作になります。
1冊ごとに事件を解決しているので途中から読んでも全然オッケーです。
実際に私もシリーズがあるの知らなくて評価が良いから読んでみよっかな〜とこの本を読み始めました。
なので私もシリーズを全部読んでいないけど、シリーズ最後の作品にふさわしい!と思っちゃうぐらい納得のいく素晴らしい内容だと思います。
【祈りの幕が下りる時】ポイントのまとめ
亡くなった加賀恭一郎の母の遺品にもあった橋の名前が書いてあるカレンダーが、十年以上経った今なぜ事件現場にあったのか?
月ごとに日本橋にある橋の名前が書いてある意味とは?
母の恋人だったワタベはなぜ消息不明になったのか?
現在に起きた事件を調べていくうちに信じられない真実にたどり着きます。
その真実を知ったらきっと切なすぎて胸が苦しくなります。
ストーリーの完成度の高さと感動をぜひ味わってほしいです!
中古でお買い得に読みたい方にはBOOK OFFのお店やオンラインで購入するのもおすすめです。
買取だけではなく本を購入したりお取り寄せをすることもできるのでとても便利です!
オンラインで購入すると3日ほどで自宅に届きます。
しかも1500円以上購入すると送料無料です。
こちらの本もおすすめなので、もし良かったら立ち寄って読んでもらえれば嬉しいです!
ここからはネタバレになります!
ネタバレを見たくない方は右下のほうにある⬆️を押すと上に戻ります。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
本を読み終わったときにまた読みにきていただけたら嬉しいです。
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この本を読み終わった人は切なさの理由がわかってもらえたと思います。
ずばり『親子の絆、そして愛』があるがゆえの悲しい物語なんですよね・・・。
自分の子供の人生を守るという覚悟と強さに胸を打たれます。
まさか自殺したと思っていた角倉博美の父が生きているとは思いませんでした。
唯一の選択だったのかもしれないですがその秘密を守るために、娘を守るために殺人を繰り返してしまうんですよね。
罪を重ねてきてもう逃げ切れないと悟った父が『疲れた。もう楽になりたい・・・。』と娘に語り、身元がわからないように焼死自殺をしようとする場面も切なかったです。
『焼け死ぬなんて、考えただけでもぞっとする』と以前に父が言っていたことを覚えていた娘の博美は、せめて少しでも楽にさせてあげようと博美自らの手で首を締めて殺していくシーンでは読んでいて胸が苦しくなりました。
固い絆や愛があるからこそだな・・・と思うともう悲しすぎて涙がとまりませんでした。
この作品は映画化にもなっています。
みなさん演技がうまくて引き込まれるし同じく素晴らしい作品で泣けます。
ぜひこちらもおすすめです!
以上、ぽるぽの読書ブログでした。
読んでいただきありがとうございました!
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