こんにちは!ぽるぽといいます。
読書が好きでいろいろな本を読んでいるんですが、衝撃かつヤバイ本に出会いました。
人におすすめです!って大きな声で言えないぐらいです。
読んでいて何度もゾッとしました。
きっと読み始めたら冒頭から惹きつけられます。
でもミステリーでもあり最後にどんでん返しがあるんです!
既読した方はきっともう一度読み返したくなります。
どんな風にヤバイのかを説明していきますので読んでもらえたら嬉しいです。
簡単にまとめるとこんな感じです。
もう危険な香りがします・・・。
それでは紹介にいってみましょう〜!
衝撃な本①殺戮(さつりく)にいたる病
殺戮にいたる病
著者 我孫子武丸
ざっくりとあらすじの説明
性異常者になってしまった主人公
主人公の”蒲生稔(がもうみのる)”は、自分が他の人間となにかが違っていることに何年も前から気付いていました。
ある日稔はなぜかキレイなマニキュアを塗っている女性に惹かれていきます。
女性もまんざらではない様子で良い雰囲気のままホテルに向かうことになりますが、そこで稔は首を締めて初めて女性を殺してしまいます。
そして女性は屍姦(しかん)されるのです。
稔は行為が終わるとこれこそが本物の”愛”であると気付き、覚醒物質が出たような快感を覚えます。
自分は生まれ変わったと確信するのです。
母親の歪んだ愛
母親の”雅子”は息子を愛して心配だからこそ、非行の芽や性の変化が気になりほぼ毎日息子がいなくなってから部屋をくまなく調べていきます。
ヌード写真集の隠し場所や友達からの手紙もすべて目を通します。
ゴミ箱の中もすべて調べていきますが、それでも雅子はその行為がおかしいこととは思いません。
数ヶ月前から大学生の息子の様子がおかしくなっていることに気付いたが、彼女でもできたのかしら?と自分に言い聞かせていました。
ある日、いつものように息子の部屋のゴミ箱を調べていると赤黒い液体が残ったビニール袋を見つけてしまいます。
奥さんを亡くした元刑事の男性
元刑事の”樋口”の妻は乳癌で約半年前に亡くなっています。
樋口は部下だった刑事から妻の看病をしてくれていた”島木敏子”が殺され、しかも鋭利な刃物で体の一部を切り取られていたという話を聞き動揺が隠しきれませんでした。
島木敏子は妻が亡くなったあとも樋口を心配して家に何度か訪問し、ご飯を作ったり話を聞いてくれたりといろいろと世話をしてくれていました。
彼女が来てくれることが楽しみになってきて少しずつ樋口の心を救ってくれていました。
事件の当日も樋口の家に来ていました。
ここがヤバイ!注目ポイント
上記であげた3人の視点で話が進んでいく
それぞれ文章の始めに月と名前が書いてあるので読みやすいです。
樋口もクライマックスで蒲生稔・雅子たちと関わっていくことになりますが、そこのハラハラする場面も見所です!
気になって一気に読んでしまいました。
あと登場人物がこんな言い方しかできないけど個性が強くてヤバイです。
まぁその中でもヤバイのはまちがいなく稔ですけどね・・・。
エログロ描写がリアルすぎる
これでもかなりおさえて説明していますが、実際の内容はもっとリアルに書いてあります。
とくに稔が女性を殺したあとの描写が怖すぎます!
あまりブログで書けないレベルなんです・・・。
読んでいて気分が悪くなるかもしれません。
紹介している私が言うのもなんですが。笑
そのぐらい衝撃的です。
どんでん返しのトリック
そんなにヤバイ内容なのになんで紹介するの?って思われた方もいるかもしれません。
しかし!最後に明かされるトリックに度肝を抜かれます。
そのどんでん返しをみなさんにも味わってほしいんです!
私はすぐには理解できなくて考察を調べまくりました。
でも読んだときは体がゾッと・・・と鳥肌がたつ感覚でした。
サイコパスホラーでもありミステリーでもあるし、もうよくわかりません。笑
【殺戮にいたる病】ポイントのまとめ
性異常者になってしまった主人公の蒲生稔の結末とは?
蒲生稔・母親の雅子・元刑事の樋口の3人がどう結びつくのか?
最後にゾッとするどんでん返しの展開とは?
グロい場面が何度も出てきますが、ミステリーとしては面白いんです!
刺激を求めているあなた!ぜひこの機会に読んでみませんか?
グロいものやホラーが苦手な方は読まない方がいいかもしれません。
『ムリそう・・・』と思った方にはこちらの記事がおすすめです。
心がほっこりとあたたまる感動ストーリーになっています。面白いです!
ここからはネタバレになります!
ネタバレを見たくない方は右下の方にある⬆️を押すと上に戻ります。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
本を読み終わったときにまた読みにきていただけたら嬉しいです。
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最後に朝刊の一面トップで終わったときゾッとしませんでしたか!?
叙述トリックにまんまとやられてしまいましたー!
てっきり大学生の息子が犯人の稔だと思い込んでいました。
父親の稔が大学教授ってところも上手いですよね〜。
3人の視点が同時進行に見えて稔だけ少しズレているな〜とは思っていましたが、ちゃんと理由があったんですね。
正しくはこんな感じだと思います。
父親の稔による犯行が始める
⬇︎
息子が父親を疑う・証拠をつかもうとする
⬇︎
そして息子の行動や様子がおかしいと思った雅子は息子が殺人犯じゃないかと疑う
雅子のエピソードが息子を疑っているところから始まっているし、それと同時期に息子が証拠をつかんで部屋に置いているのでこれは騙されます。笑
でも息子は証拠のビニール袋を部屋に置いておくの気持ち悪くないのかな?とちょっと個人的に気になりました。
あと義理の母が同居していたとは驚きでした。
結局稔は母から愛されたかったんですよね。
母に似ている女性に惹かれていたことに気付いた稔が、最後に母を愛するシーンも恐ろしかったです。
あと父親の稔が女性をナンパしてホテルにそんなに誘えるものなのかな?と不思議でしたが、きっとイケてるオジさんつまりイケオジなのだろうと私は思うようにしました。笑
描写もいろいろリアルでした・・・。
でもトリックを知るともう一度読みたくなるんです!
稔と雅子のパートを読むだけでもいいかもしれません。
何度読んでもグロいですけどね。
この本も叙述トリックが使われていておすすめです!
【十角館の殺人】についてもブログを書いています。
この本もめちゃくちゃ面白いです!
以上、ぽるぽの読書ブログでした。
読んでいただきありがとうございました!
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